アロマセラピーで使う香りの小さな小瓶は、エッセンシャルオイル(精油)といってあの小さなビンの中には高濃度に濃縮された植物のエッセンスがはいってます。
アロマセラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)を使う前に使用方法を知っておかないとアロマセラピーを楽しく使えないだけではなく、危険が潜んでいます。
自然のものだから安心というわけではなく、自然のものだからこそ取り扱いに注意して使用します。
アロマセラピーを楽しくはじめるためのエッセンシャルオイル(精油)の取り扱い方を知った上でアロマをつかいましょう。
アロマセラピーの精油を使うにあたっての基本的な8つの原則についてお話しますね。
エッセンシャルオイル(精油)は大量の植物を濃縮して作るため、すごい高濃度になっています。
そのため原液で使うときつすぎて、皮膚がかぶれたりするトラブルが発生する場合があります。
必ずエタノールやキャリアオイル(植物油)などで希釈(薄める)して、必ずパッチテストを行った上で精油を使ってください。
特に皮膚の弱い方や、アレルギーを持っている人は注意が必要です。
なお、よくティーツリーとラベンダーは直接つけても大丈夫と言われますが、それも量(滴数)によります。
よく大丈夫だからと言って塗りすぎる方がおられるので、注意してください。
直接、原液で使うなら綿棒などに1滴つけて、患部にちょこっと塗るのが無難でしょう。
なお、アレルギー体質の方は、この2種類も直接はつけないでキャリアオイル(植物油)などで薄めて使いましょう。
アロマセラピーの先進国である、フランスなどでは医師の指導のもと精油を内服(飲む)ことがありますが、あくまでも医師の指導のもと行っていることなので、自己判断で内服はしてはいけません。
精油は高濃度のお薬と同じようなものなので、致死量があります
(皮膚に安全に使用できる量(1%未満)を使っているうちは大丈夫ですが、大量に飲むと危険です。)
もし、万が一飲んでしまった場合は、無理に吐こうとせずに、大量の水で口をすすぎ、おかしいなと思ったら、すぐに医師に相談しましょう。
その際なんの精油を飲んだか、どのくらいの量飲んだかを伝えられるように、メモして持っていきましょう。
お子様がいる家庭では、特に保管に気をつけてください。精油の中には美味しい匂いがするものがたくさんあります。
食品添加物の認可を受けている精油がありますが、爪楊枝などで少しつけて、香りづけ程度にしておくと安心です。
精油は引火する可能性があるものなので、火を使う時にその周りに置かないようにしましょう。
精油には引火点と言うものがあります。気をつけてください。
目には精油をどんなに薄めても使用しないで下さい。大変痛いし、危険です。
もし精油がはねたりして、目に入ってしまった時は大量の水(流水)で洗い流してください。
その後異常がありましたら、医師に相談しましょう。
よく、100円均一などで精油のようなものを売っていますが、一概には言えませんなが、たいていの場合、あれはポプリオイルと言うものか、ものすごくうすめたものなので、アロマに使う精油(エッセンシャルオイル)とは別物です。注意しましょう。
ポプリオイルと言うのは合成オイルで、エッセンシャルオイルと言うのは植物100%のものをさします。ポプリオイルは間違っても皮膚に付けないようにしましょう。
そして、信頼の置けるメーカーの精油を使うようにして下さい。
精油は生物なのでふたを開けたら出来るだけ早く使いましょう。
かんきつ類(レモン・グレープフルーツ.オレンジなど)なら、ふたを開けてから6ヶ月くらいが寿命でそれ以外のものなら大体1年くらいが寿命でしょう。精油によって異なります。
また、ふたを開けっ放しにすると、精油が揮発(蒸発)してしまい、いつのまにか無くなってしまうと言う自体を引き起こしてしまいます、無くならなくても、酸化してだめになってしまいます。
使ったら、すぐにふたを閉める癖をつけましょう。
後、基本ですが、お子様の手の届かない場所に保管してください。
精油は出来る限り直射日光を避けて、冷暗所で保管してください
精油は、入れ物をちゃんと選ばないと容器を溶かしてしまったり、変形させてしまったりします。
使える容器は、ガラス、PETと表示のあるもの(PEはダメです)、ステンレスなどです。
ただ、基本的にアロマセラピーのショップなどで販売されているものは大丈夫だと思います。
アロマセラピーは自宅などでやる限り、自己責任でしなければいけないものなので、上記のようなことに十分注意して楽しんでください。
上手く使えばなかなか使えるので、多少の勉強もありではないかと思います。
自宅で安全に楽しむためにもアロマセラピーの本を購入したりして確認してからご使用ください。
アロマセラピーのエッセンシャルオイルを使用するときに絶対にやってはいけないこと
アロマセラピーのエッセンシャルオイルを希釈(薄めずに)トイレなどの狭い空間にビンの蓋を開けたまま芳香に使うこと。
玄関などにエッセンシャルオイルのビンの蓋を開けたままの芳香。
車の中でエッセンシャルオイルのビンの蓋を開けたままの芳香。
アロマセラピーのエッセンシャルオイルを使用するときは必ず水などで薄めて使用してください。
普通の加湿器に直接アロマセラピーのエッセンシャルオイルをいれて芳香すると加湿器が壊れます。加湿器などを使う場合はエッセンシャルオイル対応のものを使ってください。
燃えやすい場所、台所、ストーブの上などでエッセンシャルオイルを保管使用しない。
燃えたら火事になります。
アロマセラピーのエッセンシャルオイルが手についている場合、目をこすらない大変痛いです。涙がでます。当然口にも手を持っていかないこと。
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